超底辺公務員の管理人です。
いまさら感ですが・・・
お役所には、コロナ禍になって最近聞く様になった言葉・・・
【ブルシットジョブ・クソどうでもいい仕事】が多すぎます。
お役所なんて、そんな仕事のふきだまりみたいな組織ですから・・・
6~7割の仕事が、 【ブルシットジョブ・クソどうでもいい仕事】 といえるかもしれません。
管理人は職場でも底辺ですので・・・
自分が勤務するお役所の全体像も見えていませんが・・・
それって【必要なの?】っていうものが兎に角多い様な気がしますね。
例えば・・・
- なんとか協議会
- なんとか委員会
- なんとか計画
- なんとか会議
等の【なんとか何々】というものがあまりにも多い・・・
ここ10年くらいで・・・
複雑化・多様化する社会問題【これ自体がかなり怪しい問題だが】とかいう無理ゲーの台頭でさらに【なんとか何々】が増加傾向にあります。
この【なんとか何々】が1つ増えるごとに・・・
- 会議資料の作成
- 会議の調整
- 会議の実施
- 報告書の作成
- 場合によっては計画書の作成
等々の仕事が増加していきます。
ちょっと一例を上げてみると・・・
憲法には居住の自由が認められています。
第22条 何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
2 何人も、外国に移住し、又は国籍を離脱する自由を侵されない。
日本国憲法
地方の山村で平成ぐらいから問題になっている【限界集落】です。
憲法に居住の自由があるので、例え非効率的・非合理的な地域であっても居住の自由は認められる。
だからとって、ライフラインの整備は個人ではなく行政の責任・・・
右肩上がりの経済成長期であれば、ライフラインの整備も維持もできたかもしれないが・・・
日本は失われた30年と言われているとおりの低成長・・・
少子高齢化で労働生産人口も減少し、今後も低成長どころかマイナス成長か?というボロボロ状態。
【限界集落】ではインフラの老朽化・高齢化に伴う移動手段の問題【クルマが運転できなくなる】等の問題が発生する訳ですが・・・
こんな難問がお役所に投げられます・・・
正直こんな問題の解決は【無理ゲー】以外の何者でもないと思うのですが・・・
お役所では・・・
地域からの圧力・議員からの圧力などもありますし・・・
また、お役所として【無理ゲー】と分かりつつも【対応しないわけにはいかない】ので・・・
ありきたりなですが・・・
- 少子高齢化対策協議会
- 少子高齢化対策委員会
- 少子高齢化対策計画
等の仕事が出てくるわけです。
そこに・・・
- コンサルタント
- どこそこ大学の教授
- 地域の有力者
等が参画して・・・
この【無理ゲー】に取り組むわけですが・・・
結局のところ【無理ゲー】ですので【根本的な解決策】なんて出る訳がありません。
極論を言えば【街に住んでいる子供が引き取れば良い】ということになるのでしょうが・・・
【決してそんな結論に至ることはありません】
敢えていうなら、分かっていてもそれができないから・・・
【なんとか現状を維持して問題が解決できる手法を・・・】
ということに帰結します。
掃いて捨てられる程に金が余っているのであれば、インフラを再整備して・・・
オンデマンドタクシーでも走らせれば良いのでしょうが・・・
あまりにも経済的コスト負担が大きすぎてこれも無理です。
だったら【限界集落の住民を街に逆疎開させる】という手法もあるかと思うのですが・・・
人権の問題からかそんな話も聞いたことありません。
結局、現状をなるべく維持しながら【難しい問題を解決】しようとしてもそもそも無理なんですが・・・
何故かお役所はそうしようとします・・・
また、もう一つ例をあげると・・・
天下の霞が関でも問題となっている答弁調整ですね。
国がDX推進とか言っているクセに答弁調整はいまだにアナログです。
当然ですが、管理人が勤務するお役所でも【紙】です。
しかも大量に印刷します。
人間のすることですので・・・
印刷してからミスに気付くこともあるのですが・・・
そんな場合は、全て廃棄して印刷しなおしです・・・
さらに、管理人の勤務するお役所では、どうでも良いと思える様式美にこだわり・・・
その様式が非常に使い難い。
しかも、職員から使い難いと不評があるにもかかわらず、改善しようとはしない・・・
結局なんだかんだで【ブルシットジョブ・クソどうでもいい仕事】は増え続けるわけです。
まぁ反対にいえば、国自体がこんな状態ですから【30年も失われるわけで】・・・
国際社会の中で凋落するのも自明の理でしょう。