へっぽこヘタレライダーの管理人です。
愛機のH2 SX SEの1年点検の帰り道で・・・
クラッチフルードリザーバタンクのナットがふっとび・・・
クラッチの油圧経路にエア噛みしてから・・・
自力で油圧経路のエアを抜くために四苦八苦していましたが・・・
なんとか負圧方式の装置を安価に完成させることができましたので、忘備録として
掲載しておきます。
ニギニギ方式ではクラッチのエアが抜けきらない
これまで管理人はレバーニギニギ方法でエアーを抜いていました。
- レーバを数回ニギニギして握ったまま
- キャリパーのブリーダーボルトを緩める
- エアが混じったオイルがホースに流れ出る
- キャリパーのブリーダーボルトを締める
- レバーを離す
リザーバタンクを空にしないように気を付けながらこれをひたすら繰り返すだけです。
ブレーキはこの方法でやって失敗したことはありませんでしたが・・・
油圧クラッチのエア抜きは初めての経験で・・・
このレバーニギニギ方法では、いつまでたってもエアが抜けませんでした。
負圧方式が良い?
コンプレッサーを持っていれば・・・
負圧式のワンマンブリーダーを迷わず買うのですが・・・
コンプレッサーを買うのを躊躇してしまってなかなか手が出せません。
最近では、コンプレッサーも安価になったのですが・・・
壊れた時にどうやって廃棄するのか?
不燃物に出してもよいのか?
などを考えると面倒です。
しかもたまにしか使わないので非常にコスパが悪いですね。
バイクのタイヤの空気くらいなら、足踏みポンプで十分ですし・・・
ということで、シリンジをつかった負圧方式のエア抜き機を安価に作る事にしたのですが・・・
部材は?
そろえた部材は・・・
水槽用の
- 逆止弁
- 2分岐バルブ
です。
ホースが付いてきたので、最初はこれを使ったのですが・・・
ホースの強度が弱すぎて・・・
シリンジで負圧を掛けた時に・・・
ホースが潰れてしまってフルードを上手く吸えませんでした。
逆止弁はしっかりしている?
逆止弁は・・・
この水槽用のものでもワンウエイバルブの代わりにはなります。
透明なのでフルードが流れているのが見えるのは良いですね。
逆流していないことを目視で確認できますので・・・
2分岐バルブはイマイチ?
いっぽうで・・・
2分岐バルブはイマイチでした。
バルブが360度回転するので・・・
エアが止まるバルブの角度がかなり微妙です。
ドンピシャの位置で止めれれば・・・
エア漏れはしないのですが・・・
精度が悪く、なかなかエア漏れしない位置で止めるのが難しい・・・
90度の位置でもエアが漏れるんですよね。
水槽用なので・・・
目視で確認しながらバルブを調整できるのでそれで良いのだと思うのですが・・・
フルードのエア抜き用途だと、見ながらバルブの位置を調整するということができないのでダメでした。
2分岐バルブを使うなら・・・
バルブが蛇口タイプの方が良かったですね。
ということで、逆止弁を2個使って・・・
- ブリーダーボルト → 逆止弁 → 2分岐バルブ → シリンジ
- 2分岐バルブ → 逆止弁 → 廃油タンク
という構成に変更しました。
もちろんホースは・・・
シリンジの負圧で潰れない強度のモノに変更しています。
これで、シリンジを引いた時には・・・
キャリパーからフルードを抜き取り・・・
シリンジを押したときは・・・
シリンジ内に吸い出したフルードが廃油タンクに流れます。
せっかく購入した2分岐バルブは・・・
単なる二又と化してしまいましたが・・・
まぁ良いでしょう・・・
結論から言えば・・・
これを作るには・・・
- 耐油ホース
- シリンジ
- ワンウエイバルブ×2
- T字のホースコネクター
があればできたわけですね。
水槽用の逆止弁と2分岐バルブはホースとセットで1,000円以内で購入できました。
ワンウエイバルブはバイク用品店にいくと1個で、1,000円くらいはするので・・・
結果的には安価に作れたとは言えますが・・・
どうなんでしょうか?
シリンジをもっと大容量のモノに変更すれば、自動車でもイケるとは思いますが・・・
フルードの継ぎ足しを考えると一人だと作業はツライかもですね。
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