さて、ここ最近AIやRPAの導入が盛んに叫ばれています。
地方の役所でもRPAの導入により事務の効率が出ていると新聞やネットニュース等で見かける事が多くなってきました・・・
AIやRPAの導入で公務員なんて必要なくなる?
AIやRPAの導入で大量の公務員が不要になる・・・
と多くのネットの記事で見かけます・・・
しかし、これは公務員だけの問題ではなく、多くの民間企業でも直面する問題でしょう・・・
今後の雇用がどうなるのか・・・
という点で多くの公務員を含めたサラリーマンの方々が漠然と不安に感じているかもしれません・・・
頭が悪いなりに今度の趨勢を考えてみる
さて、頭が悪いなりに今度の社会の雇用情勢がどうなっていくのか考えてみました・・・
ここからは・・・管理人の勝手な予測でしかありません・・・
何の科学的な根拠も参考文献もありませんのであくまで独善的な推測となりますのでご注意ください。
すでに社会が飽和しシステムが限界に来ている
まず、AI&RPAを考える前に、現在の社会状況を考えてみます・・・
20世紀中盤から後半に掛けては、これまで無かったいろいろな物やサービスや普及しました・・・
次の物がその主な内容です・・・
- 自動車
- テレビ
- 掃除機
- 洗濯機
- エアコン
- パソコン
- 携帯電話
- インターネット
- マイホーム
- 等々・・・
日本では【三種の神器】や【新三種の神器】と言われていたものですね・・・
こういった物やサービスが爆発的に一般家庭で普及した事もあり、潤沢な市場が形成されていました。
一定以上の需要と供給が有り市場の成長性があったので、雇用も安定していたということですね・・・
21世紀になって・・・
しかし、21世紀になるとそういった物やサービスが飽和状態となります・・・
【これまで無かった新たな物】や【これまでなかった新たなサービス】が生まれなくなってきました。
20世紀に爆発的に一般家庭に普及した・・・
- 自動車
- テレビ
- 掃除機
- 洗濯機
- エアコン
- パソコン
- 携帯電話
- インターネット
- マイホーム
- 等々・・・
については、もう古くなった物や壊れた物を買いかけるだけとなります。
しかし【買い替え】という行為には、特段新たな感動という物は案外ないものです・・・
例えば、クルマを買い替えたところで、人や物を運ぶという本質的な目的はなんら変わりません・・・
多少装備がよくなったり、乗り心地が良くなったりして、初期の感動はあるかと思いますが、それもほんの少しの間しか続かないでしょう・・・
クルマを持っていなかった人が、クルマを手に入れた感動に比べれば遙かに劣ります。
テレビ・冷蔵庫・洗濯機等々・・・
これらも同じです・・・
基本的にできる事は買い替えても変わりません。
科学の頭打ちが市場【消費】を停滞させる・・・
つまり管理人的には科学の頭打ちが市場を停滞させる原因の大きな理由であると考えています。
新たな物やサービスが生まれない社会・・・
つまり停滞した市場では、飽和状態となり消費も停滞します。
消費が停滞するようになると今度はコスト競争となるわけです。
飽和した限られた市場の中で企業間が争う【レッドオーシャン】事になりますので、過剰なコスト競争に陥る訳です。
コスト競争が激化していけば、勿論人件費にも削られますので、その社会全体の給与水準も下がって行きます・・・
社会全体の給与水準が下がれば、さらに人件費にも削られますので、さらにその社会全体の給与水準も下がって行きます・・・
以降この繰り返しで、負のスパイラルになる訳です。
AIやRPAの普及でどうなるのか・・・
AIやRPAをどういう目的で導入が普及するのか・・・
これが一番の問題であると考えます。
AIやRPAの導入よって大きく期待できる事は時短です。
これまでマンパワーでやっていた、ルーティンワーク(データの入力・分析・コールセンター)がAIやRPAによって代替されていきます。
これを経営者が、単にコストカット(人件費)の為に利用しようとすれば、雇用不安が拡大していく結果となります。
しかし、AI&RPAによって余裕が出来た時間を新たな価値(物やサービス)の創造に当てられれば良いのでは思いますが・・・
それも難しい様な気もします。
近未来を予想したいろいろな映画を見ても、これといって実現できそうな範囲での目新しいシーンが無いんですよね。
例えばですが・・・
- 空飛ぶ車(人や物を運ぶという点で変わりない)
- 宇宙旅行(旅行の選択肢が増えるだけ)
- 人間と同じ作業ができる自立型ロボット(現代科学ではまだまだ無理)
という事は・・・
AIやRPAは、コストカット(人件費)の為に利用される可能性が高い様に思えます。
日本はなんだかんだいって供給過多な社会
日本はどこにいっても物やサービスが溢れています・・・
つまり供給過多な社会なわけです・・・
日本が供給過多になる原因は管理人も良く分かりませんが、個人的には、多い人口の食い扶持を賄うために仕事を無理やり作る・・・
結果、需要よりも供給が勝り供給過多となる。
供給過多となれば、コスト競争の発生・廃棄等の経費が増加する。
という事になります。
日本はヨーロッパと比べると人口が多い
統計的数字を見ると明らかですが、日本はヨーロッパの先進諸国と比べると人口が突出して高いです。
人口密度もかなり高めです。
結局今の日本は、日本の人口の食い扶持を賄えるような社会システム(社会のバランス)が崩れている状況になっていると感じます。
結局AIやRPAは、経営者(資本家)によって、都合の良い様に扱われ、ますます格差社会が広まるだけの様に思えます。
SDGS(持続可能な開発目標)なんていう大風呂敷を世界的に広げてはいますが、なんか場当たり的というか、小手先というか、目くらまし的な感じがしてなりません。
最後の手段は共産主義か?
ここからは究極論ですが・・・
仮に世界の全ての生産システムがロボット等の機械に代替されたとしましょう・・・
- 人間は働く必要がなくなりました・・・
- 人間は消費行動のみとなります・・・
- 消費に必要な物資は全て国から支給されます・・・
- 需要と供給は適切に調整されます・・・
- 貨幣も無くなります・・・
- 格差も無くなります・・・
地球の資源が枯渇するまでは人類は生きながらえるでしょう。
まとめ
日本は供給過多社会
今の日本の社会システム(社会バランス)では全人口の食い扶持を賄いきれない
AI&RPAによりますます格差社会が進み雇用不安が拡大する恐れあり
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