管理人はよくデータ抽出にSQLを使います。
これが使えるととかなり便利で予算や決算時期にシステムから自由自在にデータを抽出させることができます。
当然、各役所で使っているシステム(財務会計)にはデータ抽出機能がありますが、あまりかゆいところに手が届く仕様になっていません。
例えばですが、次の様に検索してデータを抽出する事ができません。
- 請求書の名称(事業名)等を指定して検索
- 複数年度の会計年度を一気に検索
- 金額の大小で範囲指定して検索
- 支払先を指定して検索
- 款項目を横断して検索
SQLなら自分の好きなようにデータを検索できる!
SQLならデータベースに項目(カラム)さえ設定されていれば、自分の好きなようにデータを抽出する事ができます・・・
役所が導入しているシステム(財務会計)の標準の検索機能では、検索できない様なデータもSQL文で抽出できます。
標準の検索機能では抽出できない次の様な条件であっても抽出できます。
- 請求書の名称(事業名)等を指定して検索
- 複数年度の会計年度を一気に検索
- 金額の大小で範囲指定して検索
- 支払先を指定して検索
- 款項目を横断して検索
例えば、会計年度が複数年にまたがる事業で、総事業費を検索する場合等は、年度を指定せずに事業名(請求名)で検索を掛ければ、一発でこれまでに要した総事業費が分かります。
通常であれば、過去に渡って契約金額を契約書や決算書で確認しないと分かりません。
担当が変わっていなければ、まだマシですが、途中で担当が変わっていようものなら、過去の書類を探すだけでも苦労します。
SQLを使うなら【A5:SQL MK-2】が高機能で便利
管理人はこれまで、別のソフトウエアを使っていましたが、最近になって使いだした、フリーウエアのこのソフトが高機能過ぎて、現状これがイチバンオススメできます。
以前使っていたソフトウエアは、オラクルクライアントが別途必要で、それをシステム管理者にお願いしてインストールする必要があり、結構面倒でした。
しかし、【A5:SQL MK-2】では、オラクルクライアントをインストールする事無く使えますので、SQLを使える環境を構築する為の障壁がかなり下がります。
設定もかんたんですので、ちょっとパソコンを触れる方であれば誰でも設定できると思います。
【A5:SQL MK-2】の設定の仕方
ダウンロード方法
まず、下記URLから【A5:SQL MK-2】をダウンロードします。
32bit用と64bit用がありますが、管理人のパソコン環境ではどちらでも動きました。
管理人のパソコン環境(Windows8.1 64bit)
恐らくですが、OSが64bitであれば、32bit・64bitのどちらでも動きます。
OSが32bitだったら、32bit版しか動きません。
設定方法は次のとおりです
ダウンロードしたファイルを適当に解凍し、【A5MS.exe】を起動する。
設定情報保存先の選択を聞かれますが、【設定ファイル】でOKです。(レジストリを触らないのでこちらが安心です)
パスワードの設定を促されますが、【いいで】でOKです。
次にデータベースの追加をします。
写真のとおり【追加】を選択します。
接続タイプは、写真のとおり【Oracle Database】を選択します。(但し、これは役所でつかっているデータベースソフトを選択してください。)
データベース内容の登録は写真のとおり設定します。
直接接続を選択し、
次の内容をシステム管理者から聞いて設定してください。
ホスト名
サービス名
ユーザー名
パスワード
【テスト接続】を選択し問題なく接続が確認できれば、【OK】を選択します。
最後に実際にSQL文が実行できるか確認します。
写真では、データベースが塗りつぶしてありますが、本来は設定したデータベースが表示されています。
【Query-1】で設定したデータベースを選択し、
select sysdate from dual
と入力し実行ボタン【?】を選択し、画面下に【システム日時】が表示されればOKです。
このソフトの便利なところは、タブを増やして複数のSQL文が試せる事とと、ソフトウエアを終了しても前回入力したタブのSQL文が残っている事です。
特に頻繁に使うSQL文を、ソフトウエアを起動する度に入力する必要がないのはかなり便利です。
まとめ
SQLが使えるとシステム標準では検索できない条件でも検索できる
フリーウエアの【A5:SQL MK-2】が高機能で便利すぎる
オラクルクライアントが無くても使える
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