特別定額給付金・10万円!手作りの給付金システムで億越えの支払い!マジで恐ろしい!

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080-お仕事

さて、管理人が務める役所でも特別定額給付金の受付が始まりました。

しかし・・・

肝心のSIベンダの給付金システムがまだ稼働していません・・・

にもかかわらず・・・

役所の幹部からは、早く支給するよう指示・・・

給付金システムがなければ、どうにもなりません。

まさに八方塞がり状態です。

止むを得ず管理人が作成した給付金システムにデータを入力することにした

全国の自治体で、いつまでに支給するか・・・

という支給競争合戦の様相を呈しているので、役所の幹部でも実績として1日でも早く支給したい・・・

という気持ちは分かります・・・

同じ都道府県内で既に支給を開始している自治体もありますので、なるべく早い内に給付を開始したいというのは、当たり前ですね。

これが、同じ都道府県内で、ビリっ尻になろうものなら・・・

恥じですから・・・

ということで、止むを得ず管理人がSIベンダのシステムが万が一間に合わない時の為に、作成していた給付金システムで初回の1~2回を給付することにしました。

管理人の予想を超える件数を入力するハメになりかなりビビる

管理人としても、急造のシステムです・・・

単体テスト・結合テスト・総合テストもまだまだ不十分な状態での稼働です。

どんな処理結果が吐き出されるか不明な点も多々あるので、正直動かしたくありませんでした・・・

しかし、とても手作業で、できる給付はできません。

ちなみに手作業の場合の支払い手順は次のとおりです・・・

  • 1件1件伝票を起こす・・・
  • 数件をまとめて伝票を起こす・・・

いずれにしても、誰の分を支払ったのかという履歴をエクセル等で管理して、後日重複申請があった場合に、2重給付とならないように、システムにデータを入力又は投入する必要があります。

重複申請を除外するには、いずれにしても2重申請を弾く仕組みが必要なのです。

給付を焦るあまりに、無理やり手作業で給付した自治体が全国で、もしあったとしたら、これから給付履歴の管理で酷い目に合う事、間違いないでしょう。

さて、話がズレましたが・・・

うさんくさい管理人手作りのシステムです・・・

せいぜい後から、目で確認できる100~200件レベルの入力を想定していたのですが・・・

初回の申請分にしては、予想を遥かに超える件数があり・・・

とても、目で確認できるレベルの件数ではなくなってしまいました。

件数が多すぎてチェックのしようがない・・・

考えるだけでも恐ろしい状態ですが・・・

件数が多すぎてとてもチェックできる量ではありません。

なんとか、入力したデータのリストを打ち出し、申請書と読み合わせをして件数だけは、合わせましたが・・・

最後に、振込み用のデータを作成すると・・・

かる~く1億円を超えていました・・・

こんな怪しいシステムで、1億円以上を給付しなければならない、この状況こそが、管理人には正にコロナ禍です。

正直なところ、後から給付誤りが出てこないか心配でなりません。

管理人の特別定額給付金に関する記事はこちら

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オンライン申請は重複申請ができてしまう・・・

さて、ここで、実際の給付事務にあたって判明したいつくかの問題を提示しておきます。

重複申請ができる

まず、オンライン申請は、重複申請ができます。

紙の申請書でも同じく重複申請ができますが、プレプリントの申請書であれば、再発行した際に記録しておけば、重複申請の可能性がの有無が分かります。

電子申請の場合は、一度した申請の訂正ではなく、あくまで別の申請として自治体に送信されますので、やろうと思えば何度も申請ができてしまいます。

自治体側のシステムが重複申請を除外する仕組みになっていなければ、過誤払いが発生する可能性があります。

特に日付けをずらして申請があった場合は、かなり危険です。

マイナンバーカードを持っていれば誰でも申請できる

次に、世帯主で無い方が申請してくる・・・

今回の特別定額給付金は、【世帯主】が申請できる給付金です。

しかし、マイナンバーカードには、世帯情報が含まれておりませんので、マイナポータル上は、申請者が世帯主かどうかは判断できません。

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ですので、マイナポータル上は、世帯主で無い方でも申請できますので、その様な申請をされた場合は、申請却下となります。

別世帯の方を一緒に申請してくる

そもそも世帯が別の方を一緒に申請してくるケースもあります。

例えば、世帯分離をしている祖父母の分も一緒に申請してくるケースです。

この場合は、同一世帯の方の分だけが、支給対象となり別世帯の方の分は支給されません。

同じ世帯なのに申請しない方がいる

反対に、同じ世帯なのに申請しない方がいるケースもあります。

例えば、成人したお子さんがいるが、世帯分離していない場合です。

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父母のみの分のみ申請してきて、子が抜けている訳です。

この場合も、父母のみが支給となり、子の分は、現時点では【申請しない扱い(申請辞退)】という扱いになります。

しかし、後日、追加で申請してくる可能性がありますので、システム上で重複申請を弾く為に、同一人物に複数回の振込み処理が入力できない場合は、手作業での振込処理となります。

上記のあらゆる申請を想定するとシステムの仕組みがかなり複雑になる

管理人が手作りしたシステムは、現時点で想定されれるあらゆる申請に対応できる様にした為、かなり仕組みが複雑となってしまいました。

各世帯主への振込み履歴の管理はもちろんですが・・・

受給対象者1人1人の給付履歴も保持できる様にしましたので・・・

重複申請の除外機能・追加申請の入力機能も実装しています。

さらに、サーバー上にDBを立てましたので、複数人での同時入力も可能です。

また、最新の住民記録情報とも連携させていますので、基準日後に遡って出生届がだされた場合でも、支給対象者に追加する事もできます。

あとは・・・振込データに誤りが無い事を祈るだけですが・・・

誤りがあった場合は、懲戒処分でしょうかね・・・?

割に合わない仕事です・・・

1団体あたり50万円くらいで売りつけたいですね。

まとめ

マイナンバーカードを使った特別定額給付金の申請は何度も重複申請ができる

すべて別申請として扱われる

自治体側で重複申請を除外できなければ過誤払いが発生する

世帯主で無い方でも申請できてしまう

別世帯の方でも入力できてしまう

同一世帯の方でも入力が漏れるとその方の分は支給されない


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