さて、全国民に一律10万円給付に関する通知が役所にも届きました・・・
給付基準は、2020年4月27日に住民登録がある全国民!
マイナンバーカードを持っていれば、マイナポータルでも申請できると言っているが・・・
普及率は約15%・・・
例え、もっと普及率が高かったとしても、全世帯に申請方法の通知を送付しなければなりません・・・
通知の内容を見ると、給付の実態は自治体に丸投げです・・・
役所から申請書を送って、申請を郵送などで受け付けろといった具体です。
まさに、リーマンショック時の定額給付金と同じ事務フローとなります・・・
申請方法は、前回の定額給付金と同じ
申請方法はリーマンショック時の定額給付金と同じ方法です。
- 自治体から申請書送付
- 申請書に記入
- 郵送又は役所に持参
- マイナンバーカードを持っている人はマイナポータルでも申請可能
しかし、やはり管理人の予測どおりシステム改修が必要となります。
役所のシステムを運用しているSIベンダとも話をしましたが・・・
現実問題として、新型コロナウイルスで経済活動がストップしているので、システム改修のSEの確保が困難との話がまずありました・・・
次に、全国的に申請書・送信用・返信用の封筒等の紙類の取り合いになるとのことで、目途が立たないとの事です・・・
申請書の発送は、5月中はまず無理で、早くても6月末頃になるとのこと。
そこから、申請を付け付けて、入力・振込みデータの作成となると、やはり早くても第1回目の振込みは、7月に入ります。
マイナンバーカードをどうやって使うのか不明?
マイナンバーカードは個人に発行されているものです。
しかし今回の10万円の給付は、世帯主に世帯の人数分を給付します。
おそらく、世帯主がマイナポータルにログインして、世帯全員のマイナンバーと口座情報を入力するようなシステムになるかと思いますが、家族の者が通知カードを紛失していてい、マイナンバーが分からないと申請できなさそうな気がします。
通知カードをちゃんと持っている人がどのくらいいるのか不明ですので、マイナンバーカードを持っている方でも、紙申請してくる気がしてなりません。
AI-OCRやRPAも使え無さそうな申請書
国の申請用紙(案)をみましたが・・・
氏名を書く欄が小さすぎて、恐らくAI-OCRでは読み切れません。
氏名を書く欄とふりがなを書く欄が密接していますし、欄も小さいので、記載がはみ出せば【AI-OCR】はエラーを履きまくります・・・
ということは、必然的に【RPA】も使えませんので・・・
人海戦術のパンチャー入力となります・・・
しかし、管理人の務める役所でも数万の世帯数です・・・
仮にパンチャーが確保できたとしても、いわゆる3密【密集・密接・密着】での作業となります・・・
これは如何なものかと思います・・・
子育て世帯への臨時特別給付金もあるのに・・・
児童手当の1万円増額【子育て世帯への臨時特別給付金】も自体へ丸投げです。
これはまだ、児童手当のシステムからデータを引っこ抜いてこれますので、入金処理は比較的簡単ですが・・・
それでも、全受給者に通知を送付しろという始末です・・・
児童手当の全受給者に一律給付なら、報道のみで十分だと思うのですが・・・
何故に通知を出さねばならないのか【無駄な事務が増えるだけで】意味不明です。
ちなみに、公務員は勤務先から、児童手当が支給されますが、この 【子育て世帯への臨時特別給付金】 に至っては、自治体支給です。
つまり、公務員も住民基本台帳が登録されている自治体に申請することになります。
これも大変無駄な話で、勤務先から支給して、要した経費を請求する方法にすれば良いと思うのですが・・・
スピード感を持ってという割には、現場サイドからは、全然スピード感が無い事務フローだとしか言いようがありません。
まとめ
スピード感を持ってという割には給付事務は自治体に丸投げ
余程の小規模な自治体でない限りは5月給付は無理
一般的な規模の自治体であれば早くても7月
新型コロナウイルスの影響で人が動けないのに人海戦術の力技の事務フローで泣ける
コメント